Photoshopを使って画像を切り抜く方法は色々ありますが、今回はブラシツールを利用して細かい部分まできれいに切り抜く方法を紹介します。
ブラシを使った切り抜き方
まずは、使用したい写真を配置しましょう。
![切り抜く写真を用意](https://www.design-memo.com/wp-content/uploads/2019/09/tree1.jpg)
選択範囲の作成
次に、切り抜きたい部分の選択範囲を作っていきます。作り方は何でも構いませんが、今回は色域指定を使ってざっくりと選択範囲を作成していきます。メニューの選択範囲から「色域指定」をクリックしたらスポイトツールが出てくるので、画像の抽出したい箇所を適当に選択します。ここでは空の部分を選択しています。そして、右側にある「階調の反転」にチェックを入れたらOKを押します。
![切り抜きたい箇所の選択範囲を作成](https://www.design-memo.com/wp-content/uploads/2019/09/tree2.jpg)
こうすることで空以外の部分の選択範囲が作成されます。続いて、選択範囲が表示されている状態でレイヤーマスクをかけます。
![レイヤーマスクをかけて切り抜く](https://www.design-memo.com/wp-content/uploads/2019/09/tree3.jpg)
これで木の部分を切り抜くことができました。ただ、このままだと細かい枝などがきれいに切り抜けていない箇所があったりします。そこで、ブラシを使って薄くなっている箇所をくっきりさせていきます。ブラシツールに切り替えたら「ソフト円ブラシ」を選択してモードを「オーバーレイ」にします。そして、レイヤーマスクをアクティブにして描画色を白色で修正したい箇所を塗っていきます。
![オーバーレイブラシを使って細かい部分を修正する](https://www.design-memo.com/wp-content/uploads/2019/09/tree4.jpg)
背景に色を載せて切り抜いた部分をシルエットっぽくすると、きれいに切り抜かれているかどうかがわかりやすいかもしれません。
![切り抜きの完成](https://www.design-memo.com/wp-content/uploads/2019/09/tree5.jpg)
以上が、Photoshopのオーバーレイブラシを使ってきれいに切り抜く方法となります。