Photoshopを使ってくしゃくしゃにした紙のような質感のあるテクスチャの作成方法を紹介します。グラデーションを利用して紙のしわ感を表現していく簡単な作成方法となっています。

作業手順

まずは、新規レイヤーを作成して、適当に四角形の選択範囲を作ります。次に選択した四角形内にグラデーションを適当な方向にかけます。そして、グラデーションをかけたレイヤーの描画モードを「差の絶対値」に変更します。さらに新規レイヤーを作成して同じようにグラデーションをかけ、描画モードを変更します。これを何度か繰り返して、しわの質感となる土台をつくります。

グラデーションツールでしわ感を作る

凹凸を出す

次に紙をしわくちゃにしたときに出る凹凸を作ります。グラデーションを作成したレイヤーを1つに結合したら、スマートフィルタに変換します。スマートフィルタにしておくことで、いつでもフィルタを修正することができます。スマートフィルタに変換したら「エンボス」をかけていきます。
メニューから【フィルタ】→【表現手法】→【エンボス】を開き、プレビューを見ながら数値を調整してください。

しわの凹凸を出す

これで、紙のしわ感を出すことができました。あとは、カラーオーバーレイなどで色味を調整して、描画モードを「オーバーレイ」に変更します。

色をつける

ざらついた質感を加える

紙に少しざらつきをつけたい場合は、ノイズを使っていきます。
メニューから【フィルタ】→【ノイズ】→【ノイズを加える】で開き、ほんの少しだけノイズをつけます。

ざらついた質感を出す

文字を載せてみる

まずは、作成した紙のテクスチャをpsdで保存しておきます。その後、適当に文字を配置します。次に【フィルタ】→【変形】→【置き換え】を選択して、保存したpsdファイルを選択すると、紙のしわで折れ曲がったような文字になります。

文字を配置する

紙にちぎれ感を出したい場合は、フィルタで「水晶」を適用するとできます。やり方はPhotoshopで和紙をちぎったような質感を出すを参考にしてみてください。

以上が、Photoshopで紙のテクスチャを作る方法となります。

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